ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門について、
たくさん、いただくご意見とその説明。
ご意見1)
本を売るためだけに、ラテラルシンキングなんて、新しい用語をつくっている。
説明1)
ラテラルシンキングは、わたしがつくった用語ではありません。
そんな大それたコトはできません(^_^;)
1960年代に紹介されている言葉なので、別に新しい用語というわけではありません。
これはP22に書きました。
本を売るためだけにという指摘については、こういった考えです。
現在の日本は、費用対効果のみを突き詰めていて、ギチギチの日常を過ごしている感覚があります。
クルマのハンドルでたとえると遊びがぜんぜん無い状況。
レーシングカーならいざ知らず、ハンドルに遊びがなければ少し動かしただけで明敏に反応します。
もちろん、反応が良い事もあります。
半面、ちょっとの操作ミスがあると大事故になります。
だから、ハンドルを切った方が良いとわかっているのにハンドルを切れない。
方向を変えようにも変えられない。
それが、現在の日本。
もちろん、これだけが原因ではないでしょうけれど、がちがちに堅くて閉塞感ただよう世の中になっていると思います。
そんな現状をうち破りたいと考えたのが、本書「ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門」の目的なんです。
もうちょっと、日常をふわふわの柔軟仕上げにしたいのです。
ついでに言うと未来にワクワクしていた1960年~80年代。
「ずるい考え方」の原点である多湖輝先生の「頭の体操」が出版されています。
ラテラルシンキング入門の執筆に当たって、頭の体操のオマージュとしてクイズ形式で紹介したいという動機がありました。
ご意見2)
ロジカルとラテラルはどちらが大切ですか?
説明2)
これも、すっごく多くいただくご意見です。
なかでも何よりもロジカルが大切で、たった一つの最善策を見つけることが重要というご意見もあります。
その、たった一つの最善策を見つける前段階でたくさんの選択肢があった方が有利というのがラテラルの考え方です。
カードゲームと同じです。
手札がたくさんあればたくさんの組み合わせが使えます。
その中から、最善策の組み合わせを繰り出せばよいわけです。
そもそも最善策というからには、複数の策があって、その中から最善のものを選んでいるわけですよね。
この複数の策を考える担当がラテラルシンキングで、最善のものを1つ選び出すのがロジカルシンキングです。
本書では、P30,36-39と5ページに渡って「ロジカルもラテラルも、両方が大切」と書きました。
むしろ、力説していると言っても良いでしょう。
ロジカルとラテラルは、お金の裏と表です。
どんなに完璧でも表だけ刷ってあったり裏だけ刷ったら、それは偽札です。
しつこいですけれど、ロジカルもラテラル両方とも必要です。
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